2004年07月22日
川俣晶の縁側ソフトウェアRuby&RPGツクールXP total 10206 count

初めてのRubyでHello World! (初めてのRPGツクールXP)

Written By: 川俣 晶連絡先

 外出したついでに買ってきました。

 極一部(つまり私一人だけ)で話題のRuby開発環境(オマケとしてRPG作成機能付き)であるRPGツクール XP。

 ヨドバシのポイントでゲットしたので、お財布の重さは変わっていません。ありがとう、ポイントさん! 貧乏人でもゲットできたよ!

インストールは多難 §

 極めて厳格な認証が行われるため、一度動かして試して駄目なら別のPCに入れると言うことができません。とりあえず、ノートPC(Dynabook SS S8)に入れようと思いましたが、起動すると条件を満たしていないが起動するか、と怖いことを聞かれます。スペック的に最低構成の条件はクリアしているはずですが、Pentium-Mを誤認識しているのかもしれません。試して駄目なら別のPCで、と言うことができないので、仕方なく一度アンインストールしてから体験版を入れて動作を見て、問題ないのでもう一度入れ直しました。

 ちなみに、ユーザー認証の仕組みという説明がありますが、これは全く極悪なものです。ここには書かれていませんが、PCの構成が大きく変わった場合は、有償でCD-ROMと番号の再発行を受けねばなりません。

ともかくHello World!しよう §

 ともかく、いちばん簡単なプログラムを動かしてみよう、ということでRPGツクールXPを起動してみました。

RPGツクールXPを開くRPGツクールXPを開く [300x209] [600x419] [750x524] [768x537]

 何やら綺麗な花や木のグラフィックは無視して即座にメニューから「ツール」→「スクリプトエディタ」としてスクリプトエディタを起動。

 ヘルプを見ながら、文字列を出力して終了するためのプログラムを作成して入力。

ソースを入力ソースを入力 [300x228] [600x456] [750x570] [934x711]

 手順としては、スクリプトの文字の下の項目を右クリック。挿入を選び、新規項目を挿入。その下の名前の部分にTestと入力。右側に、ソースコードを入力。デバッグ用の出力には、小文字のpという命令を使うそうなので入れてみました。終了は小文字のexitだそうです。

 そして、OKをクリックして閉じ、メニューの「ゲーム」→「テストプレイ」とすると、これが実行されました。

出力出力 [118x94]

 見事、入力した文字列が表示されました。

 なかなか面白そうですね。

 ヘルプをざっと見ても、なかなか面白そうです。

ワクワクするヘルプワクワクするヘルプ [300x245] [550x450]

 Rubyの文法なども、きちんと説明されていて、これを頼りにかなりのところまで書いて行けそうです。(それだけの時間があれば、ですが)

 このマニュアルを見る限り、スタッフにはまっとうな筋金入りのプログラム言語マニアがいて、彼がしっかりと舵取りをしている印象を受けます。たかがゲームの自作ツールに過ぎないと言っても、筋を通せば立派なソフトになると思います。